仮想ディスクの追加・容量拡張方法

IIJ GIOインフラストラクチャーP2 Gen.2 フレキシブルサーバリソースでは、仮想マシンに割り当てるCPUやディスクなどのリソースを、自由に選択できることが特長です。

本記事では、お問い合わせをいただくことが多い、仮想ディスクの追加や既存のディスクに対する容量拡張の手順についてご紹介します。

はじめに

仮想マシンのディスク追加及び容量拡張は次の2つの手順で行います。

  1. フレキシブルサーバリソースコントロールパネルにて仮想ディスクの追加・拡張
  2. OS上でディスクの初期化やフォーマット

また、これからご紹介する手順は次の環境をベースに説明します。

  • OS:Windows Server 2022
  • Cドライブ:60GB

※ OS種別やバージョンによっては考え方や手順が異なりますので、ご利用のOSの手順をご確認ください。

仮想ディスクの追加手順

ディスクの追加や容量拡張を行うためには、ブロックストレージプールに利用したい容量分の空きが必要です。足りない場合は契約容量の拡張を実施ください。
操作の詳細は、マニュアル「サーバリソースを契約変更する」をご確認ください。
  1. フレキシブルサーバリソースコントロールパネルにログインします。
    操作の詳細は、マニュアル「フレキシブルサーバリソースコントロールパネル」をご確認ください。
  2. 仮想マシンの詳細画面にて「ハードディスク」→「編集」を選択します。
  3. 「追加」を選択すると行が追加されるので、追加したい容量を入力します。内容に問題がなければ「保存」を選択することで新しいディスクが作成されます。

    ※ バスタイプは既存ディスクで設定しているものから変更しないでください。
    ※ 本手順は仮想マシンが起動中でも実行できます。

  4. スタートメニューを右クリックし、「ディスクの管理」を選択します。
  5. 未割当の50GBのディスクが追加されています。
  6. ディスク1の部分を右クリックし、表示されたメニュー上の「オンライン」を選択します。
  7. 再度ディスク1の部分を右クリックし、表示されたメニュー上の「ディスクの初期化」を選択します。
  8. 表示された内容を確認し「OK」を選択します。
  9. 未割当のディスク部分を右クリックし、表示されたメニュー上の「新しいシンプルボリューム」を選択します。
  10. ウィザード画面が表示されますので、「次へ」を選択します。
  11. 作成するディスク容量を確認し、「次へ」を選択します。
  12. ドライブ文字を選択し、「次へ」を選択します。
  13. 規定の設定のまま「次へ」を選択します。
  14. 最後に「完了」を選択します。
  15. 追加したディスクがEドライブとして認識され、Windows Server上で利用できるようになります。

既存ディスクの容量拡張手順

  1. 仮想マシンの詳細画面にて「ハードディスク」→「編集」を選択します。 
  2. サイズの項目に拡張後の容量を入力します。今回は60GBから100GBへ拡張しています。内容に問題がなければ「保存」を選択します。

    ※ 本手順は仮想マシンが起動中でも実行できます。

  3. ディスクの管理にて、Cドライブに未割当領域として40GBが作成されていることを確認します。
  4. 次のとおりCドライブを右クリックし、表示されたメニュー上の「ボリュームの拡張」を選択します。
  5. ウィザード画面が表示されるので、「次へ」を選択します。
  6. 作成するディスク容量を確認し、「次へ」を選択します。
  7. 最後に「完了」を選択します。
  8. Cドライブの容量が拡張されたことが確認できます。
  9. Windows Server上でもCドライブの容量が拡張され、利用できるようになります。

仮想マシンのディスク追加及び容量拡張手順のご紹介は以上です。このように段階的にリソースを拡張していけるのがクラウドの利点となります。他にも有用な機能はたくさんあるので、今後もご紹介していきます。

執筆者
IIJ サービスプロダクト推進本部 サービス推進部 技術支援2課