#1 IIJ GIO P2 Gen.2を申し込んでみる

IIJ GIOインフラストラクチャーP2 Gen.2

こんにちは。佐々木です。IIJでクラウドサービスのセールスを担当しています。
これからIIJ GIOをはじめとしたIIJのクラウドサービスのナレッジを投稿していきたいと思っています。よろしくお願いします。

この記事ではIIJ GIOインフラストラクチャーP2 Gen.2(以降、Gen.2)の申し込み方法について説明したいと思います。

IIJでは10年以上前から「IIJ GIOシリーズ」としてクラウドサービスを提供してきました。そのGIOシリーズの中でも最新のサービスがGen.2です。

この記事では、以下の流れで進めてみたいと思います。

そもそもIIJ GIO P2 Gen.2って?

まず、IIJ GIOというのは、IIJが提供しているIaaSのサービスです。GIOシリーズの提供はクラウド黎明期の10年以上前から始めており、何度かの大幅アップデートを経て、2021年秋に新しくリリースされたのが、この記事のタイトルにもある「IIJ GIO P2 Gen.2」です。

Gen.2には大きく分けて2種類の提供タイプがあります。1つは共有サーバタイプの「フレキシブルサーバリソース」。もう1つは専有サーバタイプの「デディケイティッドサーバリソース」となります。

「フレキシブルサーバリソース」は、事業者側が決めたスペックのラインナップ(1vcpu/2GBメモリなど)から仮想ノードを選択する方式ではなく、vCPUやメモリ、ディスクを必要な分だけ契約し、プロビジョニングツールを使って、利用者が好きにサイジングをして仮想マシンを作成できるようなサービスになっています。

また、サーバリソースだけでなく、各種ネットワーク関係のリソースもサービスで用意されており、利用者が使いたいものを選択できます。
例えば、インターネットゲートウェイやファイアウォール、ロードバランサーなど、構築したいシステムにより必要なものを利用者側で選択し、必要なサービスを必要な期間利用するというイメージです。

「デディケイティッドサーバリソース」はESXiサーバ単位で提供しており、ハイパーバイザーの管理権限もお客様にお渡ししているので、VMwareレイヤの機能まで利用したい場合に適したサービスとなります。

今回の記事では、汎用的に様々なシーンでお使いいただける「フレキシブルサーバリソース」を前提にご紹介したいと思います。

早速、申し込みをしてみた

Gen.2はIIJの営業へ申込書を送って利用開始するサービスではなく、IIJのサービスオンラインから利用できるサービスです。

※ サービスオンラインのアカウントをお持ちでない方は、別途お申し込みが必要です。

早速サービスオンラインにログインします。

(クリックして拡大)

画面上部のとおりにクリックします。
(今回はオンライン申し込みを選択します)

今回は「IIJ GIOインフラストラクチャーP2」のラジオボタンを選択し、「次へ」を押下します。

「Gen.1」と「Gen.2」が選べる画面に遷移します。今回は新しいサービスを使いたいので「Gen.2」を選択します。

※ ちなみにGen.1は、2015年頃から提供開始している1世代前のGIOシリーズのクラウドサービスです。新しいサービスは出ていますが、まだまだ現役です。

(クリックして拡大)

契約情報の確認画面に遷移しますので、契約約款を確認し、「契約する」を押下します。
すぐに契約完了画面に遷移し、「gis*****」というサービスコードが発行されます。この「gis*****」が払い出された段階で、Gen.2を契約したことになります。ただ、これだけを契約しても特に費用は発生しません。費用が発生するのはもう少し先の手順になります。

Gen.2のダッシュボードへ

契約完了画面に「契約ダッシュボードへ」というボタンがありますので、早速ダッシュボードを見てみましょう。

(クリックして拡大)

上記の画面がGen.2の契約ダッシュボードです。この画面からサーバリソースやインターネットゲートウェイなど作りたいシステムに必要なサービスを契約します。
各品目については今後の投稿で説明させていただきたいと思いますが、今回は契約ダッシュボードにある各リソースを簡単にご紹介します。

ゲートウェイリソース インターネットゲートウェイ インターネットとVPCを接続するために利用します
プライベートバックボーンゲートウェイ プライベートバックボーンとVPCを接続し、弊社他サービスや契約済み弊社WANサービスと連携するために利用します
モニタリング&オペレーションゲートウェイ IIJ統合運用管理サービス(監視や構成管理)とVPCを接続するために利用します
VPCリソース VPCルータ 契約時に1つ作成され、全サーバセグメントと接続し、 セグメント間ルーティング及びゲートウェイリソースへの通信を制御します
参照用DNS プライベートセグメントから利用できる参照用のDNSキャッシュサーバの設定が可能です
プライベートセグメント 任意のプライベートIPアドレス帯を割り当てられるL2セグメントの設定が可能です
グローバルIPv4アドレスプール IIJ GIOで割り当てるグローバルIPアドレスを保持しておくプールをご提供します
境界FW VPCルータの外部接続インタフェースを通過するパケットフィルタするステートフルファイアウォール機能を使用するために利用します
サーバリソース フレキシブルサーバリソース 仮想マシンの各種設定、契約などの操作をするのに利用します

また、上記のリソースを構成図の様に一覧化すると、以下のようなイメージになります。

今後、サーバ作成や各リソースの設定をする記事を投稿予定ですので、その時に詳細はご説明できればと思います。

最後に…

さて、今回はGen.2の申し込みまでをやってみました。
サービスオンラインさえあればいつでも利用スタートできるので、そのあたりはAWSやAzureといったメジャークラウドと考え方は一緒です。
今回ご紹介したところまでは費用は掛からず、とりあえずUIを確認する…といったことも行えます。
無料トライアルも実施しているサービスですので、ぜひご相談いただければと思います。

執筆者
IIJ サービスプロダクト推進本部 営業推進部 クラウドソリューション課