Ubuntuインストール手順

IIJ GIOインフラストラクチャーP2 Gen.2

IIJ GIOインフラストラクチャーP2 Gen.2 フレキシブルサーバリソースでは、OSのインストール用ISOイメージを使って、空の仮想マシンに任意のOSをインストールできます。

基盤としてVMware vSphereを使用しているため、これに対応している多くのOSが利用可能です。

本記事では、Linuxディストリビューションの1つであるUbuntuを例に、空の仮想マシンを作成してOSをクリーンインストールする手順をご紹介します。

AlmaLinux(CentOS代替)インストール手順の紹介記事も合わせてご覧ください。

ISOイメージの準備

インストール用のメディアを用意します。ここではIIJが提供している公開FTPサーバftp.iij.ad.jpからubuntu-22.04.3-live-server-amd64.isoをダウンロードします。

ISOイメージアップロード

用意したISOファイルを、コントロールパネルからアップロードします。

  1. P2コントロールパネルにログインします。
    操作の詳細はご利用の手引き「P2コントロールパネル」をご確認ください。
  2. 「フレキシブルサーバリソース」枠内の「コントロールパネルへ」をクリックします。
  3. 左ペインの「フレキシブルサーバリソース」をクリックします。
  4. 「OSライブラリ管理」をクリックします。
  5. 「シングルサインオンを使用してログイン」をクリックします。
  6. ログイン状態によっては認証画面が表示されます。設定済みのユーザでログイン操作を行います。
    操作の詳細はご利用の手引き「フレキシブルサーバリソースコントロールパネル」をご確認ください。
  7. 「メディアとその他」をクリックします。
  8. 「追加」をクリックします。
  9. 「カタログ」は「プライベートOSライブラリ」を選択します。
  10. 「アップロードするメディアを選択」の右側にあるアイコンをクリックし、先ほど準備したISOファイルを選択します。
  11. ファイルを選択すると「名前」は自動的に入力されます。
    OKボタンをクリックするとアップロードを開始します。
  12. アップロード中の画面です。
  13. ステータス欄が「成功しました」になったら完了です。

仮想マシン作成

アップロードしたISOを元に、仮想マシンを作成します。

  1. コントロールパネルへ戻り「仮想マシン管理」をクリックします。
  2. 「新しい仮想マシン」をクリックします。
  3. 「名前」「コンピュータ名」は同じものを入力します。
    「タイプ」は「新規」、「ゲストOSファミリ」は「Linux」、「ゲストOS」は「Ubuntu Linux(64-bit)」をそれぞれ選択します。
  4. 「ブートイメージ」には、先ほどアップロードしたISOファイル、「起動ファームウェア」は「EFI」を選択します。
    CPUコア数、メモリ容量は要件に応じて指定してください。
  5. ストレージ容量も要件に応じて指定してください。
    「ネットワーク」横の「カスタマイズ」をクリックします。
  6. 接続するプライベートセグメントを選択します。
    OKをクリックすると、仮想マシンが作成されます。

OSインストール

仮想マシンを起動し、OSインストールを開始します。

  1. 仮想マシン(ここではubuntu2204)がパワーオン状態であることを確認し「仮想マシン コンソール」をクリックします。
  2. ここからは通常の手順でインストールを行ってください。
    なお、ミラーサーバとしてftp.iij.ad.jpを利用できます。Mirror addressとして「https://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/ubuntu/archive/」を入力します。

ISOイメージアンマウント

最後に、インストールメディアのアンマウント手順をご紹介します。

  1. インストールが完了し再起動する段階で、下の図のようなメッセージ表示と共に動作が停止する場合があります。
  2. コントロールパネルの画面に戻り、仮想マシン(ここではubuntu2204)をクリックします。
  3. 左ペインから「リムーバブル メディア」をクリックすると、ISOイメージがマウントされている状態であることが確認できます。
  4. 「すべてのアクション」「メディア」「メディアの取り出し」をクリックします。
  5. CD/DVDドライブが「切断状態」になっていることを確認します。
  6. コンソールに戻り、Enterキーを押下して再起動を続行します。

以上でインストール作業は完了です。

執筆者
IIJ サービスプロダクト推進本部 サービス推進部 技術支援2課