バックアップオプションを使ってみた

IIJ GIOインフラストラクチャーP2 Gen.2 フレキシブルサーバリソースでは、仮想マシンのバックアップ・リストアの機能を提供する、バックアップオプションを用意しています。

このオプションを利用することで、バックアップサーバを構築せずに、簡単に仮想マシンのバックアップを取得できます。本記事では、実際にバックアップを取得する手順をご紹介します。

バックアップオプションの概要

バックアップオプションはエージェントレスなため、仮想マシンに対する設定は不要。簡単にバックアップを取得できます。

バックアップデータは専用の回線を経由して、自動的に別リージョンのクラウドストレージに保存。遠隔地バックアップも簡単に実現できます。

バックアップオプションの契約

バックアップオプションを使用するには、まずはオプションの契約が必要です。
契約方法は、下記オンラインマニュアルをご確認ください。
サーバリソースの契約変更

なお、契約後すぐに課金が発生するわけではありません。バックアップオプションは「バックアップ設定を行った仮想マシン数」及び「実際にバックアップされた保存容量」による従量課金です。

バックアップコントロールパネルへのアクセス

バックアップコントロールパネルにアクセスしてみます。

  1. P2コントロールパネルにログインします。
    操作の詳細はご利用の手引きをご確認ください。
  2. 「フレキシブルサーバリソース」枠内のリンクをクリックします。
  3. バックアップの項目にある「バックアップコントロールパネル」をクリックします。
    なお、この段階では未設定のため、課金対象となっていないことが分かります。
  4. ログイン状態によっては認証画面が表示されます。設定済みのユーザでログイン操作を行います。操作の詳細はご利用の手引きをご確認ください。
  5. こちらがバックアップコントロールパネルの画面です。
    初期状態で既に仮想マシンが表示されていることが分かります。このように、稼働しているサーバは自動的に登録されるため、事前の設定などは一切不要です。

バックアップ設定

実際にバックアップを取得してみます。

  1. 対象のサーバにチェックを入れ、右側メニューにある「保護」をクリックします(※)。

    ※ 複数のサーバがある場合、複数の対象にチェックを入れることで1つの保護計画にまとめられます。

  2. バックアップの設定画面が表示されます。青文字の部分が設定変更可能で、クリックすると詳細設定画面が開きます。
    ここでは「保持する期間」及び「暗号化」の項目を編集して、実際にバックアップを取得したいと思います。

     
  3.  

  4. 保持する期間のデフォルトの設定は次のとおりです。
    ・日単位:7日間
    ・週単位:4週間
    ・月単位:6ヵ月
    この設定を、シンプルに10世代の設定に変えてみたいと思います。
    上段赤枠の「バックアップ期間」をクリックして、メニューから「バックアップ数」を選択して変更します。
  5. バックアップの最大数を「10」に変更し、「完了」をクリックします。
  6. 暗号化は、クラウドストレージに保管されるバックアップデータを暗号化する機能であり、使用するためにはパスワードの設定が必要です。
    赤枠の「パスワードを指定」をクリックします。
  7. 暗号化パスワードを指定して「OK」をクリックします。

    注意

    パスワードを失くしたり忘れたりした場合に、暗号化されたバックアップをリカバリする方法はありません。設定したパスワードは大切に管理してください。

  8. 最後に保護計画名を任意の名前に変更し「適用」をクリックします。
  9. バックアップのスケジュールが登録されました。
  10. バックアップが成功するとステータスが「OK」に変わります。

以上でバックアップの設定は完了です。
上記以外の設定方法に関しては、ご利用の手引きをご参照ください。

執筆者
IIJ サービスプロダクト推進本部 サービス推進部 技術支援2課