こんにちは、本サイトを見てくださりありがとうございます!
この記事ではIIJ統合運用管理サービス(UOM)について、マルチクラウド利用時に便利なポイントを紹介したいと思います。よろしくお願いします!
近年企業でのマルチクラウド利用が当たり前になってきていますね。AWS(Amazon Web Service)、Azure(Microsoft Azure)、Google Cloudは3大クラウドとして聞いたことのある人も多いと思いますが、国産クラウドも増えてきています。
マルチクラウドのメリットとしては、クラウドごとにバックアップやサービスを分けて運用することで、障害リスクを分散させたり、クラウドベンダーごとの特徴を使い分けてお客様のニーズに合わせたサービス展開ができることなどが挙げられます。
一方で、効果的なマルチクラウド環境を利用するのには多くの時間とリソースも必要になります。クラウド環境を使いこなすための運用チームのスキルアップや、ユーザID・パスワード管理、セキュリティ対策など…。マルチクラウド環境を適切に監視・制御しないと、運用に支障をきたすようになってしまいます。
そこで今回は、UOMでマルチクラウド運用に便利なポイントを3つ紹介していきたいと思います!
UOMのアラート取り込み機能で、各クラウド環境に点在する監視ツールからのアラートを取り込み、一元管理が可能です。AWS(CloudWatch)やAzure(Azure Monitor)のアラートもUOMでまとめて確認できます。
また、UOMに取り込んだアラートは自動でチケット化されるので、進捗管理や対応履歴を可視化でき、運用改善にも効果的です。
UOMには、事前に登録したコマンドを、設定したタイミングや、チケット管理から任意に実行する機能があります。例えば、障害が発生した際にOS再起動で自動復旧させるように登録しておくことで、障害復旧時間の短縮や、人為的なオペレーションミスの防止に効果があります。こうした自動コマンドの実行結果は、チケットのタイムライン表示から確認できます。
UOMの構成管理は、オンプレとクラウドどちらにも対応しています。AWSやAzureのノード情報をまとめて1つの画面で表示、検索、管理できます。ちょっとした確認の場面でポータル画面を行き来する必要もないですし、脆弱性対応やソフトウェアアップデートが必要な際に、対象ノードを全環境から検索が可能なので、すぐに必要な業務に取り掛かれます。
また、UOMの構成管理は編集の自由度も高いので、組織情報やシステム情報など固有の項目を作成することで、環境に関わらず依存的な情報を紐づけて管理できますよ。
今回はマルチクラウド運用に便利な機能を紹介してみました。マルチクラウド化することでコストやリソースの最適化やリスク分散など様々メリットがありますが、一方で運用が煩雑になっているという課題も耳にします。ぜひUOMを利用して、効率的なマルチクラウド運用を目指してみてください!