UOM構成管理機能がネットワーク機器に対応!

統合運用管理

こんにちは、本サイトを見てくださりありがとうございます!

IIJ統合運用管理サービス(UOM)の構成管理機能が、お客様から要望の多かったネットワーク機器への対応を開始しました。この記事では、どんなことができるのか、どのような使い方ができるのか、ユースケースを交えてご紹介します。

そもそもUOMの構成管理機能って?

UOMの構成管理機能は、サーバのインベントリ情報を自動で収集し、情報の更新・管理負荷を低減できる機能です。使い方や機能については本サイトで紹介しているのでぜひ、過去のブログもご覧ください。

この度、ネットワーク機器にも対応可能となり、サーバの情報と一括管理ができるようになりました。

ネットワーク機器もサーバと同様に、ノード情報・ソフトウェア情報・保守情報などを管理できます。加えて“ネットワーク”機器ということで、インタフェース、IPアドレス、MACアドレスなども収集・管理が可能です。

インベントリ自動収集項目(ネットワーク機器)

カテゴリ 項目 収集例(モデル:C9200L-24T-4G)
ノード情報 ホスト名 cisco-testnode01
NWライセンス状態 [dna-essentials]Status:IN USE
[network-essentials]Status:IN USE
ハードウェア ハードウェアID cisco-testnode01_ABC12345DE6_Switch 1
モデル名 C9200L-24T-4G
プロダクトバージョン V01
シリアル番号 ABC12345DE6
Name Switch 1
Description C9200L-24T-4G
ノードID cisco-testnode01
ソフトウェア ソフトウェア名称 IOS XE
バージョン 17.06.03
インストール先ノード cisco-testnode01
NWインタフェース NWインタフェースID cisco-testnode01_Vlan150
インタフェース Vlan150
MACアドレス 00-00-5E-00-53-00
IPv4アドレス 192.0.2.10/24
IPv6アドレス 2001:0db8:1234::5678/64
ノードID cisco-testnode01

これまでお客様より「サーバノードだけでなくネットワーク機器にも対応してほしい」と要望を多くいただいていました。ネットワーク機器に対応したことで、お客様システム環境の情報更新・管理負荷をより低減できるようになりました。

ネットワーク機器の構成管理ユースケース

多くの企業では、ネットワーク構成図のようなものを作成し、ネットワーク機器の管理をしていると思います。機器のOS情報やNWインタフェース、ハードウェアの情報などはどうでしょう。担当者が台帳に手動入力している企業も多いのではないでしょうか。

UOMの構成管理機能を使うことで、自動的に機器情報の詳細(取得可能な情報は上記のリストを参照)を収集。常に最新の状態にリスト化でき、手間がかかる台帳への記入や更新といった業務から解放されます。

また、ネットワークごとに運用管理を行うベンダーが異なる場合、必要な情報をそれぞれのベンダーに問い合わせて確認する必要があります。ベンダーによって管理している機器情報に差があると、一元管理は困難です。

UOMの構成管理機能では、異なるネットワーク機器情報を自動で収集し、一元的にリスト化します。ベンダーへ問い合わせたり、一覧にまとめたりといった業務から解放されることに加え、正しい情報をリアルタイムに確認できます。

このように、管理が異なる機器も自動収集機能を活用することで、ベンダーに依存せずに自社で手間を掛けずに運用できるのです。

最後に

今回は、構成管理機能におけるネットワーク機器のインベントリ収集をご紹介しました。
サーバだけでなく、ネットワーク機器も一元的に情報を取得できるようになり、よりお客様のシステム情報の管理が楽になります。もしもネットワーク機器の管理などでお悩みがありましたら、ぜひIIJにご相談ください。

執筆者
IIJ サービスプロダクト推進本部 営業推進部 クラウドソリューション課